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戒は防護

👉 ゴーダ経のこと はかなり前から一度まとめたいと思っていたトピックで、日々の生活でいつの間にやら流れてしまっていました。それが最近、知人にとある出来事が起って、五戒のことについて意識の焦点が当たりました。それで、五戒を預流果聖者の必要条件とするかどうかという、ゴーダ経のことを思い出して、今回ついにブログにまとめてしまったというわけです。 知人は、それなりに善良なテーラワーダ仏教徒なのですが、ある時、新しく移った職場の関係で、流れで飲酒してしまったことがありました。その件で少なくともその時点において「五戒が身に付いていない=預流果ではない」ことは確定したわけですが、全般的には五戒を守る生活をしており、テーラワーダ仏教と特に縁のない、五戒とは無縁なタイプの人とは、一線を画していることは確かでした。 その知人の職場で、問題が発生し(知人自身は問題とは何の関係もありません)、組織が崩壊してしまい、新しい職場を探さなければならない事態になったそうです。 ところが、知人は色々と今の職場の責任者の方が親切に気遣ってくれて、新しい職場へ移れることになったそうです。 本当は元のまま平穏無事に続けられたらもちろんそれに越したことはなかったと思いますが、今の職場の他の人達の状況と比較すると、明らかに「不幸中の幸い」とでも呼ぶべきか、嵐の中、比較的無事にくぐり抜けているように見えます。 これが五戒の力だと思います。同じ嵐に遭っても、その嵐をどれだけまともにくらってしまうか、しまわないか。 戒は防護です。 戒を禁欲と捉えている人は、形式上で戒を守っても、戒禁取(かいごんしゅ)として機能するのがオチでしょう。 戒が防護だとわかっている人は、それは単にプラスでしかないので、止めろと言われても、解くことはないでしょう。 何らかのマイナス(犠牲)との引き換えのご褒美の何かプラスを期待するという、戒禁取ではないのです。 知人の職場に起ったような事態は、捉えようによっては、「魔」が引き起したというべき、不幸な出来事です。ヤッカ(夜叉)とは、いわゆる西洋世界におけるデーモン(魔神)と呼ばれているものこそはヤッカのことであり、人に憑依したり、何か破滅的な事態を引き起します。また、「魔(マーラ)」という言葉自体は、他化自在天のうち、悪意を持つ神を指しますが、不幸な物事を直接引き起すとい

Linksys WUSB54G v4 と Linux

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Linksys WUSB54G-JP を昔、オークションで中古ルーターを落札したときのオマケで入手したものの、ほとんど使われる機会のないまま眠らせていた。ふと今使っている Linux (Ubuntu) マシンで有線 LAN の代わりに使おうと思って調べてみたら、あっけなく上手く行った。 WUSB54G-JP はアメリカ版の WUSB54G v4 と同じもののようで、v1~3 と違って v4 だけチップが Ralink 製で、Ralink チップ用のドライバー(p54usb)で動くとの話。今使っている Ubuntu 15.04 では標準でモジュールが含まれているようなので、modprobe するとすぐに動くようになった: sudo modprobe p54usb ひとつだけクリアしなければならない問題があって、このドライバーは、省電力機能がちゃんと対処できていないため、通信がブツ切れになってしまい、例えば、インターネットラジオなどを聴くに耐えない状態になる。 これに対する対処法は省電力機能全体を無効化してしまうこと: sudo iwconfig wlan0 power off これで見違えるようにスムーズな通信が確立できる。 あとはこの iwconfig コマンドを PC を起動する毎に入力するのもバカらしいので、起動スクリプトで実行するようにしておけばいい。 uwsb54gv4.sh という名のスクリプトでも作って、そこにコマンドを記述する: #!/bin/sh iwconfig wlan0 power off これを /etc/init.d に移動し、パーミッションを適当に設定し: sudo mv wusb54gv4.sh /etc/init.d chmod 755 /etc/init.d/wusb54gv4.sh 最後に、起動スクリプトとして設定する: update-rc.d /etc/init.d/wusb54gv4.sh ※起動時はこれで自動で省電力機能の無効化コマンドが実行されるわけだが、ルーター側を再起動するなりして、何らかの拍子に Wi-Fi の接続が一旦切れてしまったような場合は、ドライバーがリセットされて省電力機能が復活してしまうので、都度 iwconfig コマンドで無効化し直す必要があることには留意する

DD-WRT を有線ブリッジとして使う方法

Buffalo の WZR-HP-AG300H というやや古いルーターのファームウェアを DD-WRT 化したものを、有線・無線両方用にブリッジとして使うセッティングをしました。 まず、ルーター自体が古いせいなのか、最近の Buffalo のルーターは DD-WRT 化できない(?)のか、どういった理由なのかわかりませんが、情報を検索しても、2013 年頃のものがほとんどです。DD-WRT のバージョンも 2013 年頃のバージョンの話題ばかりです。しかし、今回の作業に当って調べてみたところ、2014 年 12 月のバージョンが出ていたので、もちろんアップデートしておきましたが、そのことに触れている情報がないということは、今さら感があるのかもしれません。またちなみに、WZR-HP-AG300H の方も、つい最近(2016-05)に、v1.75 の純正ファームウェアが出ているのですが、誰も話題にしていないようです。 基本的に、無線ルーターということから、Wi-Fi 側を LAN にブリッジする設定の情報は見つかりやすい一方、有線の方をブリッジにする話というのはあまり話題にされていないようです。DD-WRT 化しない元の WZR-HP-AG300H であれば、ディップスイッチでルーター機能を OFF にしてブリッジモードにすればいいだけです。わざわざ DD-WRT にしてかつ、ブリッジモードにするという使い方をする人は少ないのかもしれません。 やり方は Buffalo USA の公式の FAQ に載っていたのを見つけ、基本的にそれに従って設定すれば、うまく行きました。 (設定を初期化) Setup > Basic Setup WAN Connection Type : Disabled Local IP Address : 192.168.0.2 Subnet Mask : 255.255.255.0 DHCP Server : Disable (also uncheck DNSmasq options) Gateway/Local DNS : 192.168.0.1 Assign WAN Port to Switch: enable Setup > Advanced Routing operating mode to :