投稿

3月, 2019の投稿を表示しています

OpenWrt on WZR-HP-AG300H: nginx

デフォルトの uHTTPd に替えて当初は Apache を入れようとしたが、マトモに動かなかった(公式のフォーラムでもそのような話が出ていた)。それで諦めかけていたのだが、どうしても Virtual Host を実現したいので、nginx を入れてみることにした。 公式 wiki に従って(PHP は使う予定がないので、該当部分は飛ばした。)入れてみると、とても軽快で、さらに設定も /etc/nginx/nginx.conf に記載された内容で行うだけという、とてもシンプルなものだった。歴史が長過ぎて半ば妖怪化しつつあるような Apache と違って、一発で気に入った。 Virtual Host は nginx.conf で server {} を追加するのが基本。 ただし、デメリットも 2 点発生した。 デフォルトでは HTTPS に対応していない CGI に対応していない OpenWrt 用 nginx の HTTPS 化 nginx 自体は HTTPS に対応しているのだが、OpenWrt 標準の nginx モジュール(.ipk)は HTTPS 非対応でコンパイルされているため、自前で nginx モジュールをコンパイルして用意しなければならない。大変だったが(nginx の HTTPS 化そのものについては、 一箇所 しか情報が存在しなかったほど、情報が限られていた)、最終的に実現できた。 【下準備】Linux で git を使える環境を整える: apt install git-core build-essential libssl-dev libncurses5-dev unzip gawk zlib1g-dev subversion libncurses5-dev gcc-multilib flex gettext mercurial git clone して、ソースコードを用意する: git clone https://git.openwrt.org/openwrt/openwrt.git cd openwrt このままでは有無を言わさず最新のソースコードが使われてしまい、ライブラリーとのバージョンの不整合が起こるため、自分の使っている stable バージョンに絞って checkout する。 git checkou

OpenWrt on WZR-HP-AG300H: SFTP サーバー

/etc/config にある設定ファイルを扱う程度ならば scp コマンドで十分だが、WWW サーバーとしてセットアップすると、ファイルのアップロード作業が頻繁に発生するようになってくるので、FileZilla のような FTP クライアントを使ってファイルのやりとりが出来るように SFTP サーバーをセットアップしておくことにする。openssh-sftp-server をインストールする。 もちろん、SSH の拡張的な SFTP ではなく、ちゃんとした FTP サーバーの方をインストールする手もある。👉 FTP servers