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4月, 2021の投稿を表示しています

Mac → Mac のメールアカウントの移行

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旧 Mac(MacBook 12inch Early 2015)から新 Mac(MacBook Air M1)へメールアカウントを移行した。IMAP なので、データをエクスポート&インポートするような必要はなく、新 Mac 側でメールアカウントをセットアップするだけである。それもメールアカウントの設定自体、iCloud で管理しているので、新 Mac 側で iCloud へサインインした段階で復旧される。 メールの動作に不具合が発生 ところが、メールの動作に不具合が発生した。削除したはずのメールが何度も何度も受信ボックスに戻ってくる。 仕方ないので、一旦メールアカウントを iCloud に保存された設定も含めて削除して、改めて手動で設定し直した。すると問題は解消された。 IMAP アカウントの設定 Gmail などのテンプレートにあるアカウントの場合は問題ないと思うが、その他の一般の IMAP アカウントを設定する場合、デフォルトでは、メールボックスの設定がうまくいっていなかった。メールサーバーに元からある受信・送信済・ゴミ箱・迷惑メールが使われず、新たなメールボックスがそれぞれ作られてしまうので、手動で設定し直して、重複するものを削除する手間が必要だった。 @sakura.ne.jp(独自ドメインメール): IMAP を使っているのでポート番号などのサーバ設定等は細かく設定し直す必要があり、単に iCloud からの復旧されたデフォルト設定のままでは上手く機能しない。旧マシン(macOS)の各設定画面を記録しておいてそれを参考にすると復旧しやすい。 @gmail.com: メールボックスなどの反映に少々のタイムラグがある。そのままでも大丈夫だと思うが、メールボックスの割り当ては再設定し直した方がより確実かもしれない。 署名の設定 署名もデータ自体は残っているものの、アカウントとの紐付けが復元されなかったので、改めて手動で設定し直す必要があった。すべての署名からアカウント毎にドラッグして移動した上、「署名を選択」で該当署名を選択しておくことで、メール作成時に自動で署名が入るようになる。

タリーズ Wi-Fi で Mac をインターネットリカバリー

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新しい Mac(MacBook Air M1)を入手して移行作業が終了したので、これまで使っていた MacBook 12inch(Early 2015)の方は初期化することにした。ディスクユーティリティで Macintosh HD を一旦消去してから、Big Sur を再インストールしようとしたが、その時はネットワークが遅かったせいか中々進まなかったので後でやり直そうと思い、電源を切った。そして改めて再インストール作業をしようと立ち上げたところ、Macintosh HD 自体を消去してしまっているため、macOS 復旧プログラム自体が起動しない状態になってしまっていた。まあ、ある意味当然と言えば当然である。 初めてこのような経験をした時は青くなったものだが、今は特に致命的ではないことを知っているので冷静に インターネットリカバリーモードで起動 する。ただし、この場合は macOS 復旧プログラム自体をネットワークからメモリーに読み込んで起動して行うことになるので、途中で作業が失敗して中断してやり直したりする場合は、最初の macOS 復旧プログラムをネットワークから読み込む段階からの再開となる点に留意したい。致命的ではないものの、それなりの手間(時間)のかかる作業となるのである。 リカバリーモード には次の 3 種があるわけだが: Command + R(Macintosh HD からのブート) Option + Command + R(最新 OS のインターネットブート) Option + Shift + Command + R(購入時 OS のインターネットブート) (1) は Macintosh HD を初期化してしまっているので当然使えない。使えるのは (2) か (3) だが、(3) だと購入当時の旧い macOS 復旧プログラム(Yosemite)のものが使われ、APFS にすら対応していないので、やはり論外。(2) だと Big Sur 用の復旧プログラムが使われるので、これを選ぶ。 ※ この macOS 復旧プログラムのネットワークブートは、回線の繋がりがあまりにも悪いと、-2006F エラー等でブート途中で失敗してしまうことがある。回線の繋がり方にも、モバイル回線のせいや、Apple のサーバーのせいなど、様々な要因が

f.lux の Movie mode

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Linux 時代から使っていた f.lux だが、macOS で Night Shift が導入されてから、使わなくなっていた。 しかし、Night Shift を使い続けてきて、結局、「日の出と日の入りのタイミングの切り替えしかできない」という点が不満になってきた。それで久し振りに f.lux を使ってみたら、「Movie mode」という、夜の時間帯でも一発で通常の色表示に戻せる機能が実装されているのに気付いた。まさしくこれまで動画を観るたびに、Night Shift を手動で Off していたので、求めていた機能である。当然、f.lux に戻ることにした。

M1 Mac と GIMP / Inkscape

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MacBook 12inch (2015) では、OS を Big Sur にアップデートして、GIMP や Inkscape のインストールに苦労していた(通常のパッケージでは重かったりして正常に動作しないので、MacPorts 版を使ったりした)が、MacBook Air M1 では、今試してみたところ、通常のインストールパッケージを入れて普通に動作している。 ただし、ちょっと使ってみただけなので、細かい使い方をすると、不具合はあるかもしれない。

macOS リカバリー Big Sur APFS + case-sensitive 化でハマった

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遅ればせながら、MacBook Air M1 (16GB / 512GB / US-KBD) を入手(4/2 発注、4/7 受注、4/13 着便)し、新品なのに早速 HD を初期化して、APFS を case-sensitive 化!──しようとして、ハマった……。 これは恐らく M1 Mac かどうかは関係がなく、macOS Big Sur の問題だと思う。 Big Sur の再インストールができなくなる! リカバリーモード(起動オプション)の中のディスクユーティリティーで、元々の Macintosh HD を消去し、改めて APFS + case-sensitive + 暗号化でフォーマットする。すると、Big Sur の再インストールが、「暗号化されているせいで、できません」となる。 焦って、再度 Macintosh HD を APFS + case-sensitive(非暗号化)でフォーマットし直す。すると、Big Sur の再インストールが、「認証するユーザがいません」となる。アクティベーション・ロックがかかって、Macintosh HD に対する再インストール操作ができないような状態になる。 お手上げ状態。情報を検索すると、Apple の サポートフォーラムの記事 を見つけた。 コンテナ disk を消去せよ デフォルト状態では Macintosh HD などの論理ディスクしか表示されておらず、これだけをいくらフォーマットし直しても、暗号化や「認証するユーザー」を管理している部分は初期化されていないので、本当の意味の初期化にはなっていないのである。このあたりのことは、Apple の 公式 KB では全く触れておらず、単に「左側のリストでディスクを選択し、「消去」ボタンをクリックします。」としか書いていない。コンテナディスクと論理ディスクの違いや、デフォルトで表示されているのが論理ディスクである件には触れていないので、これは Apple の公式 KB の欠陥である。 デフォルトでは論理ディスクしか表示されていないので、まずは「すべてのデバイスを表示」させてから、コンテナディスクを選択する必要がある。 また暗号がどうのと言われると嫌なので、暗号化は後回しにして、APFS + case-sensitive でコンテナ

AdMob アダプティブ バナー

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一時期 スマートバナー を推奨していたかと思えば、結局は廃止して、 アダプティブバナー が登場した AdMob 。これまで何とな〜くで、アダプティブバナーを使っていたのだが、より最適化した使い方をするために、一度本格的に突っ込んで調べてみることにした。 公式の説明らしい説明は、 https://developers.google.com/admob/android/banner/adaptive だけで、あとは API リファレンスが投げ出されているのみ。AdMob に限らず、Google さんのいつものことで、正解(最終結論)だけ示して、途中過程が何もない数学の解答みたいな感じというか。 加えて、日本語訳はさらに実際の API の開発に絡んでいない、日本の Google スタッフが翻訳している感じなので、余計に謎が深まるわけで。 アダプティブバナーのサンプルコード その公式解説に掲げてある サンプルコード だが、よくわからないので、これまではほとんどそのままのスタイルで書き写して使っていた。特に謎なのが、 AdSize.getCurrentOrientationAnchoredAdaptiveBannerAdSize を使っているあたり。Android の API と違って、AdMob の API はソースコードが公開されているわけではないので、中で何をやっているのかがわからない。 それで、テスト用のアプリ ID とデバイス ID を使って色々テストしてみたが、結局、この AdSize.getCurrentOrientationAnchoredAdaptiveBannerAdSize はあくまでもオマケ機能であって、アダプティブバナー的には必須の部分ではないのだということがわかった。 Google が教えてくれないアダプティブバナーの本質的な使い方 要するに、 アダプティブなわけだから、任意の好きなサイズの AdView を用意するだけで良い 。 つまり、「アダプティブ」というネーミングをした段階でそこは既に解説済。何ひとつ語る必要なし。小学生じゃあるまいし、語らずともわかるよね〜?──というのが、Google の開発チームの原語版の解説を執筆した人たちの感覚なわけだろう。 で、さっさとプラスアルファの機能を盛り込んだサンプルコ