DD-WRT を有線ブリッジとして使う方法
Buffalo の WZR-HP-AG300H というやや古いルーターのファームウェアを DD-WRT 化したものを、有線・無線両方用にブリッジとして使うセッティングをしました。
まず、ルーター自体が古いせいなのか、最近の Buffalo のルーターは DD-WRT 化できない(?)のか、どういった理由なのかわかりませんが、情報を検索しても、2013 年頃のものがほとんどです。DD-WRT のバージョンも 2013 年頃のバージョンの話題ばかりです。しかし、今回の作業に当って調べてみたところ、2014 年 12 月のバージョンが出ていたので、もちろんアップデートしておきましたが、そのことに触れている情報がないということは、今さら感があるのかもしれません。またちなみに、WZR-HP-AG300H の方も、つい最近(2016-05)に、v1.75 の純正ファームウェアが出ているのですが、誰も話題にしていないようです。
基本的に、無線ルーターということから、Wi-Fi 側を LAN にブリッジする設定の情報は見つかりやすい一方、有線の方をブリッジにする話というのはあまり話題にされていないようです。DD-WRT 化しない元の WZR-HP-AG300H であれば、ディップスイッチでルーター機能を OFF にしてブリッジモードにすればいいだけです。わざわざ DD-WRT にしてかつ、ブリッジモードにするという使い方をする人は少ないのかもしれません。
やり方は Buffalo USA の公式の FAQ に載っていたのを見つけ、基本的にそれに従って設定すれば、うまく行きました。
- (設定を初期化)
- Setup > Basic Setup
- WAN Connection Type : Disabled
- Local IP Address : 192.168.0.2
- Subnet Mask : 255.255.255.0
- DHCP Server : Disable (also uncheck DNSmasq options)
- Gateway/Local DNS : 192.168.0.1
- Assign WAN Port to Switch: enable
- Setup > Advanced Routing
- operating mode to : Router
- Services > Services
- DNSMasq : Disable
- ttraff Daemon : Disable
- Security > Firewall
- Uncheck all boxes except Filter Multicast(次の SPI firewall の無効化の前に一旦保存する)
- Disable SPI firewall
- Administration > Management tab
- routing: disabled
以上で、設定を適用(Apply)すると設定の保存・反映が行なわれます。
上の設定例において、WAN に直結する主ルーターは、192.168.0.1/24 で、ゲートウェイ、DNS、DHCP を兼用しています。
また、WZR-HP-AG300H の WAN Port をスイッチングハブの LAN ポートとして割り当てることで、主ルーターへとつながる LAN ケーブルを WAN ポートに差して繋げることが可能となります。この設定を有効にしない場合、WAN ポート以外の 1 〜 4 の LAN ポートにケーブルを差し替える必要があります。
Local IP Address の設定は、この WZR-HP-AG300H 自身の IP アドレスです。DD-WRT の設定画面に入るためには、WZR-HP-AG300H のアドレスにアクセスする必要があり、そのアドレスを決めるのがこの設定というわけです。ブリッジとしてのネットワーク環境を設定することとは関係のない、別の物事です。
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