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11月, 2025の投稿を表示しています

エミン・ユルマズ 2026 年投資戦略

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楽天証券のイベントにおける講演: 金融相場と業績相場 :現状は金融相場が過剰に続いている状況 鉄鋼セクター・化学セクター・機械セクターに注目 :今期に対する来期の業績の改善度合いが大きく、自己資本比率の高く(50% 以上)財務健全な(借金が少ない)企業で、テクニカル的に長期(月足)低迷で陽線が 1、2 本発生したばかりの反発の兆しが見えてきたもの。 日経平均は 5 万円ステージ(40000 ~ 52000)のレンジ :さらにこのままストレートに 6 万を目指して行くことはないだろう。4 万円の底値を固めるステージがしばらく続く。ユルマズ氏がセクター選好で出遅れ好業績銘柄を逆張りしようとする理由はそういうことのようだ。 新 NISA ブームかと思いきや、統計データによると、日本人の家計の金融資産の現預金率はここ 1 年で 0.1% しか減少していない :インフレによる通貨価値の毀損・希薄化がどんどん進むのに、まだほとんどの人が現預金のまま放置し続けている。投資ブーム(大衆の株式相場への資金シフト)はまだ実際には始まっていない。まだまだ圧倒的に先行者利益にあずかれる状況。

さらばミソカ──また一つ阿部吉宏劇場の伏線が回収される

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先日(2025-11-07)のニンゲンTVにおいて、ミソカの仇である悪霊の最後の一人が退治された。これでミソカに関する伏線がめでたく回収されたことになる。 新人 AD 倉田ガルバの体内に秘密裏に憑依していた悪霊を〝泳がせ〟ていたような形で、その誘いに乗って廃ホテルの屋上に行った降魔師の阿部であったが、原田龍二が倉田ガルバの身体を確保した状態で、除霊を決行し、ミソカの宿敵であったその悪霊を退治することに成功。 どす黒い瘴気を漏らしながら悶え苦しむガルバ このようにしてついに、ミソカの悲願が達成されたのだった。 ミソカを胸に当て、感無量の阿部 ミソカと抱き合って感慨に浸っている阿部の壮大な心霊ドラマ劇場を尻目に、相変らずトンチンカンというか鈍感な反応を見せている原田や天野Dだったが、これで降魔師阿部吉宏を巡るドラマは(座敷童みやこも既に上仏済みであり)、原田頼みの六部(比叡山)に関する伏線を残して、全て回収されたことを意味する。

Dr. マシリト(週刊少年ジャンプの鳥嶋・元編集長)の自伝本

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発刊後半年弱にしてようやく図書館での予約順が巡ってきた Dr. マシリト(週刊少年ジャンプの鳥嶋・元編集長)の自伝本『 ボツ 』(別の編集者による彼へのインタビューが元になっているが、著者は鳥嶋氏名義となっているので他伝ではなく彼公認の自伝と言える)を読んだ。 要するに、鳥嶋さんが週刊少年ジャンプにおいて行ってきたことは、週刊少年ジャンプを「小中学生(男子)の子供向け」として定義づけ、そのターゲットである子供読者のニーズを汲むことを徹底したことだろう。そのニーズを汲んだ方向性に漫画家を走らせること。漫画家本人の好みと合う合わないではなく、そこはビジネスとして、である。講談社の週刊少年マガジンではなく、小学館の月刊コロコロコミックの方を向くべし、である。そんな鳥嶋さんに言わせると、今のジャンプの『ONE PIECE』は群像劇だったりと、彼の考える子供向けジャンプ漫画としては邪道だという。本物の小中学生である子供向けのわかり易さではなく、精神的に大人になれないアダルトチルドレンのためのチャイルドプレイ的な読者向けだという話。だから、『ドラゴンボール』のような国境を超えて国外でもヒットするような作品になることができないのだ、と。 まあ、良くも悪くも鳥嶋さんの今のジャンプに関する評はその通りでもあるのだが、少子高齢化でターゲット読者となるべき本物の小中学生人口が減っている状況では、「子供のフリをした汚れた心を持つ大人たち」的な読者をターゲットとしたのがビジネス的には正解で、ポスト鳥嶋時代のジャンプの編集方針としてはそれはそれで間違ってはいなかったことにもなる。 その「小中学生の子供向け」というのは結局「キャラクター > ストーリー」だったり「非群像劇」ということになるようだ。要するに MCU(ディズニー映画のマーベル・スーパーヒーローもの系)と同じノリの精神的に幼稚な視聴者向けの作品群と同じテイストのもの(キャラクターが入り混って暴れ回ることが主で、ストーリー性は取って付けたもの)である。ビジネス手法としてはディズニー映画よりもジャンプ漫画の方がずっと時代的に先行していたことになる。 人気 1 位の『北斗の拳』を徹底的に研究 ──たしかにキャラクターが強くなって魅力的になれば、読者はそのキャラの動向が気になるというわけですね。しかし、順位が十...