エミン・ユルマズ 2026 年投資戦略
楽天証券のイベントにおける講演:
- 金融相場と業績相場:現状は金融相場が過剰に続いている状況
- 鉄鋼セクター・化学セクター・機械セクターに注目:今期に対する来期の業績の改善度合いが大きく、自己資本比率の高く(50% 以上)財務健全な(借金が少ない)企業で、テクニカル的に長期(月足)低迷で陽線が 1、2 本発生したばかりの反発の兆しが見えてきたもの。
- 日経平均は 5 万円ステージ(40000 ~ 52000)のレンジ:さらにこのままストレートに 6 万を目指して行くことはないだろう。4 万円の底値を固めるステージがしばらく続く。ユルマズ氏がセクター選好で出遅れ好業績銘柄を逆張りしようとする理由はそういうことのようだ。
- 新 NISA ブームかと思いきや、統計データによると、日本人の家計の金融資産の現預金率はここ 1 年で 0.1% しか減少していない:インフレによる通貨価値の毀損・希薄化がどんどん進むのに、まだほとんどの人が現預金のまま放置し続けている。投資ブーム(大衆の株式相場への資金シフト)はまだ実際には始まっていない。まだまだ圧倒的に先行者利益にあずかれる状況。

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