Mousecape(左利き用マウスポインター)

Mac でマウスポインターを左利き用に表示するための定番は Mousecape(0.0.5)を使うことだが、以前の macOS で発生していなかった問題が、最近の OS では発生しているようである。Mac を再起動すると、自動で左利き用の .cape 設定に切り替ってくれないのである。

同様の問題は公式 github でも issue #45 として報告されており、ghost 氏のコメントの詳述が当てはまることが確認できた。すなわち、Mousecape をインストール後、OS デフォルトのマウスポインターを dump し、その dump した .cape を左利き設定で適用する。起動時に自動的に適用されるようにするために、(Mousecape の中から)Helper Tool をインストールする。が、そもそも .cape を適用しても、実は適用されておらず、Applied Cape: None のままで選択した .cape に緑のチェックマークが付いていない。.cape を適用する処理で、左利き用に反転する処理は行われるものの、何らカスタム .cape が選ばれた状態になっていないのである。そのため、再起動時にカスタム .cape を適用する処理が走らず、そのために左利き用に反転する処理も行われないので、このような問題が発生する。ghost 氏は、dump の使用は諦め、.cape を新規作成してこの問題を回避したと述べている。

ghost 氏のように新規作成するのはそれはそれで大変そうだったので、僕の場合、この MacBook を譲り受けた際、元々僕が頼まれて Mousecape の左利き設定なども行っていたという経緯があり、初期化前に .cape だけ旧いのをバックアップしてあった。それを持ってきて、Mousecape に .cape をインポートしたもの適用すると、上のような問題は起きず、Applied Cape: Cursor Dump という風に表示され緑のチェックマークも付く。再起動でも Helper Tool が適切に働く。

ただし、この Cursor Dump は旧い macOS での dump なので、サイズなどが違うせいなのか、微妙に色などが異なっていて、レインボーカーソルなどが白っぽい表示になってしまっている。これを解消しようとして、.cape の中身を最新の dump にコピー&ペーストして置換してみたりもしてみたが、そのようにすると再び Applied Cape: None の扱いとなる。

通常の矢印のポインターについては特に支障ないので、仕方ないので、旧い Cursor Dump で運用している。

※別の対処方法としては、Automator を使って、Mousecape を起動し、Cursor Dump を適用する操作自体を記録し、それをログイン時の起動アプリとして登録する方法もある。ただしこちらはこちらで、なぜか、Bluetooth マウスを接続していると、起動アプリが実行されなかったりしても、不安定なところがあった。

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