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餓鬼を拝む

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動画 1 話目: 326:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 18:53:44.65 ID:binLG/0D0 俺は今33歳。この話をしてくれた友達も同い年。幼稚園からの仲だ。小中高と同じ学校に進学し、お互い高卒で就職した。俺は地元で就職したが、友達は地元を離れ他県のとある町の食品関係の会社に就職した。ところが10年程前、突然仕事を辞めて地元に帰ってきた。当時は俺含め仲間連中は仕事を辞めた理由を聞いたが、なぜかはぐらかして教えてくれなかった。次第に誰も辞めた理由を聞かなくなって、俺自身もそこまで興味なかったので聞かなくなった。 327:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 19:04:21.44 ID:binLG/0D0 ところが先日、その友達と2人で飲むことになり他愛もない話をしながら飲んでいたら友達の方からその話を振ってきた。 友「 なあ、俺が地元を離れて就職した会社を辞めて地元に帰ってきた理由聞きたくないか?」 俺も全くそのことが頭になかったので、友達の方から話を振られてなんで今更?となったが、そう言われると気になってくる。 俺「 そういえば当時は全然話してくれなかったな。話していい内容だったのか?」 友「 いや、10年も経ったしもういいかなって。」 そう言ってグラスに半分ほど残っていたビールを飲み干すと、ポツリポツリと話し始めた。 328:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 19:24:05.82 ID:binLG/0D0 友達の話を要約すると次のような感じになる。 俺たちの地元は田舎なんだけど、その友達が働いていた会社があるのも同じくらい田舎だった。田舎と言ってもそこそこ栄えた市の中心部に近いところにその会社はあった。友達は営業部で働いていたらしい。 友達が辞める半年ほど前、この営業部に中途で50代半ばくらいの男性が入ってきたそうだ。仮にAさんとする。このAさんがちょっと、というかかなり変わった人だった。なんでも「 色んなところに住んでみたい。」という思いから、若い頃から定期的に転職して各地を転々としていたとか。年齢的にもよく採用されたなと思ったが、かなり仕事ができる人らしい。この会社の社長も変わった人で、

ヒダル神

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動画 3話目: 374:本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:17:20.31 ID:HudIAfDq0 地元にある舞子墓園ってとこで自分と友達が体験した話 自分の人生の中で唯一といっていいくらいハッキリ異常だと言い切れるおかしな体験だった そこはそこそこ大きな下り峠の中に墓園を作ったような場所で、それなりに色々な噂はあった 夏になれば自分も友達と一緒に肝試しをしたり写真を撮ったりしたけど、一度も心霊的なことは起こらなかった そんな夏が過ぎた冬のある日の夜、遊びにいった帰り道友達とチャリを押しながら「近道なるし墓園通って帰ろうや」という話になった 墓園は結構急な上り道なだけあって確かに近道になる、二人でチャリを押しながら墓園に入っていった 世間話をしつつ墓園の中の車道を進む ここは基本的に灯りが無いので、車が来たらすぐにわかる 中程まで進み、街灯が全く無い曲がり道に入った辺りで何かがおかしいことに気づく 自分達の周りが異常なまでに暗い 暗いなんてもんじゃない、ほとんど視界がゼロ、手元以外何も見えない 本当に何も見えない いつの間にか会話が無くなっていた友達に声をかける 友達の顔も真っ暗で見えない 「なぁ、そこおるよな?」 「うん・・おるで」 「ちょっと暗すぎへん?」 「やっぱそうやんな・・」 「なんかおかしない?」 「おかしい、おかしいでこれ」 375:本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:29:27.87 ID:HudIAfDq0 絶対におかしい いくら夜で街灯が無いからって、ここまで真っ暗になるなんておかしい とにかく前に進むしかないと思っていたら、今度は何かグニャグニャした感覚がする 目の前がモザイクかかっているみたいにグニャグニャしてる 「なんかグニャグニャせん?」 「する、めっちゃ気持ち悪い」 なんかもう自分がどの方向に進んでいるのかがわからなくなってきた というか前に進んでいるのかどうかもわからなくなってきた そのくらい真っ暗 そして、ここからは今思い出しても鳥肌が立つんだけど 急に「もう動きたくない」「ここにいたい」「もう何もしたくない」 っていう感

残存思念(残留思念とも)の方が霊よりも危険なのか?

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シークエンスはやともの動画のお勧めが YouTube で出ていて、残存思念(残留思念とも)の危険性を解説したものがあり、観てみたのだが: 僕の理論では、残存思念というのはエーテル体のものであり、幽霊というものはエーテル体に依存している、弱い存在であるということ。一方で、悪霊(やその反対の善霊)などの精霊界の神霊は、アストラル体に依存しており、幽霊とは比べものにならないほど強力で、そこが悪霊が幽霊に比べて恐れられている理由だというものである。 はやともの見解では、心霊スポットに行くなどして、直接、残存思念が心の中に入ってきた時の危険性を言っている。これは、視点を変えると、残存思念がヤバイのではなく、残存思念が「心の中に入ってきた状態」がヤバいわけである。この時、実質、霊に憑依された状態を意味している。だからヤバイのではないかと、僕は思う。 一方、はやともは残存思念に比べて、魂のある幽霊の方が、そういうことにはならないので、残存思念よりも危険性が低いと言っている。これは要するに、幽霊を幽霊と認識している状態においては、幽霊に憑かれておらず、その外側から眺めているから、そういう状態に見えているのではないかと思う。

霊が降りて来る女性の真相(シークエンスはやともの動画より)

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幽界インタビュアーと名乗る視聴者(動画の声の主だとすると男性?) 幽界インタビュアー氏の友人の霊感体質の40代既婚女性。彼女は元々霊視的な霊感能力はあったが、それだけで、霊媒(憑依させて対話する)能力はなかった。 幽界インタビュアー氏とその女性が一緒にいる時には、その女性はよく憑依状態になる。 憑依された時の霊たちとの対話から情報を構築した結果、女性の魂には「窓」があるので、霊が見える。幽界インタビュアーの魂には「扉」があるので、その扉を使って生者(この場合、近くにいるその霊感女性)に入り込んで(憑依して)話すことができる。 視聴者の文章をよく読んでみて、以上のような内容だと理解したが、シークエンスはやともは、ちょっと別の話に誤解しているような気がする。短い文章なので、分り辛いので仕方がないとも思う。 はやともは「窓」の意味を、憑依させる能力のように解しているのだが、僕は上記のように、普通に、「見える体質」のことを「窓」と表現しているに過ぎない気がした。一方、憑依は、この女性ではなく幽界インタビュアー氏の影響が原因だという話ではないかと。おそらく、相手がその女性でなくても、一定以上の霊感体質の人に対しては、幽界インタビュアー氏が側にいると、同様の現象が起りやすいのではないかと思う。幽界インタビュアー氏の能力は、言ってみれば、神社の神主などが、儀式などによって、他者を何らかの神霊に憑依させるような、そういった力である。「 審神者 さにわ 」能力と言ったらいいだろうか。 紙に書いた刀の絵を燃やす この話は典型的な道教などの「冥銭」(金銭を模した紙を燃やして死者に送る儀式)と呼ばれるものと同じ発想で、陰陽道から来ているものだろう。 同じことを刀についてやっているわけである。 しかし、ここで注意したいのは、これは我々物理次元に生きる者にとって、実際の刀を死者に与えずに代わりに紙で描いただけのもので済むから「安あがり」かというと、単純にそうでもないという点である。 物理次元と霊的次元の二重レイヤー視点で考えた時、霊的次元では確実に、実際の刀に匹敵する価値のものを、相手に与えているのである(cf. 「 供物の味は失われる 」)。中国の「冥婚」というものもあるが、物理次元の現世においては、単なるオママゴト的な儀式に過ぎないが、おそら

山神に貸した右手

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動画 1 話目: 185:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/10/27(木) 22:02:41 ID:Wu2V5BPx0 知り合いの話。 彼の奥さんが寝ていると、深夜誰かに起こされたという。 「もし」という呼び声で目を覚まされたのだが、枕元には誰の姿もない。 寝惚け眼なのであまり奇怪にも思わず、布団の上に正座して見えない客人に 応対していると、どうやら次のようなことが判明した。 「突然仕事が舞い込んで来たのだが、今のままではとても手が足りない。  どうか近所のよしみで、貴女の手を貸しては頂けないだろうか?」 近所付き合いを大事に考えている奥さんは「いいですよ」と即答していた。 近所って何処の家? 仕事とは何? 自分は何をすればいいの? なぜかそういう類いの考えが、まったく頭に浮かばなかったという。 すると「ありがとう」という応えがあり、そこで初めて頭がシャンとしたが、 声の気配は掻き消すように消えてしまう。 変な夢を見たわね、そう思い再び就寝した。 翌朝目覚めてみると、何とも困ったことになってしまっていた。 右手の感覚が失くなっているのだ。肩から下が、動かすことは出来るのだが、 神経が死んだかのように何の触覚も伝えてこない。 突付かれてもそれがわからない程の症状だったという。 186:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/10/27(木) 22:04:28 ID:Wu2V5BPx0 (続き) 大慌てで病院にかかったが、精密検査の結果はどこにも異常がないと出た。 困り果てて、もうこうなったら大きな街の病院に行くしかないかと夫婦で話し 始めた頃。丁度、変な夢を見て一週間目の夜だった。 やはり深夜過ぎに「助かったよ。迷惑をかけたね」という声を聞いた。 果たしてその翌朝、右手はすっかり元通りに復活したという。 近所のお婆さんが言うには、そりゃ山の神様だろうと。 なんでもこの辺りの山神は手足が一本ずつしかないそうで、手が足りない折は 里まで人手を借りに下りて来る慣習なのだそうだ。 「神様って一体、山の中で何の仕事をしているのかしらね?」 奥さんはそう言って小首を傾げていた。 187:雷鳥一号

邪神に奪われた右腕

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13:本当にあった怖い名無し:2010/03/25(木) 00:04:28 ID:DPDXOqQS0 長いので支援してくれたら嬉しい。長文不可はスルー推奨。 近所に家族ぐるみで懇意にしてもらってる神職の一家がある。 その一家は、ある神社の神職一家の分家にあたり、本家とは別の神社を代々受け継いでいる。 ウチも住んでいる辺りではかなりの歴史がある旧家の分家で、そこの神職一家が非常に気さくで 人当たりの良い人達ばかりということもあってその神職一家と非常に仲良くさせてもらってる。 最近そこの次男Aさん(と言っても30半ばのオサーン)に聞いた話 なお、よくわかんなかった言葉とかは後でググったりして補足してる 最近、新車を買って、そこの神社で交通安全祈願をしてもらった時のこと。 その後に社務所で事務仕事してたAさんに声をかけて世間話をしていた。 俺「Aさんって今は事務方メインの仕事されてますけど、昔は祭事とかお祓いとかされてたん   でしょ?もの凄い悪霊を祓ったことがあるみたいな感じの怖い話とかってないですか?」 A「確かにお祓いもしてたけど、まず何かに憑かれてる人が来ること自体がないからね。」 俺「どういうことです?」 A「普通は、今日の君みたいに悪いことが起きませんようにってことで厄除けに来るんだよ。   何かに憑かれてるようだから祓って欲しいと言って来る人自体がすごく稀だし、   しかもそう言ってる人も大体が思い込みの場合が多いからね。   知ってる限りではそういう人が来たことは一度も無いよ。本家には極稀に来るらしいけど。」 俺「思い込みですか・・・じゃあ、怖い話ってそうそうあるわけじゃないんですね。」 A「お祓いじゃないけど、ホントに怖い体験をしたのは1回だけだね。」 俺「え? あるんですか。どんな幽霊だったんです?」 A「いやいや、所謂幽霊なんぞだったら大して怖くないよ。天神様や大魔縁とも呼ばれた崇徳天皇   首塚で有名な将門公みたいに神格化までされてるような例外はあるけど。」 俺「それじゃあ、一体何が相手だったんですか?」 A「ここではちょっとあれだから、場所を変えようか。」 そう言ってAさんは神社の境内から少し外れた山際のベンチまで俺を連れてき

鬼女の影(シルエット)

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動画 1 話目: 588:本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 22:38:08.34 ID:SbZN7MgF0 どことは書かない。 そして長い。 あまり怖くはないかもしれないが、これは、先日、友人から聞いた話。 ある気妙な経験から仏門に入った友人が、この震災を期にまたつきあいが始まったんだ。 震災後の安否確認の連絡網から、消息不明だった友人、仮にAと連絡が付き、震災も落ち着いた頃に一緒に茶でも、と言う話になった。ま、坊さんに酒でも、と言うわけにもいかないからね。 そいつは、大学時代オカルト研に所属していて、別の友人の帰郷先の昔話をオカルト研の仲間と実践して酷い目にあって、紆余曲折の末今は僧侶見習いをしている。と言うかもうじき一人前になるらしい、なにをもって一人前か知らないが。 今はずいぶんと修行の成果があったのか、学生時分の浮ついたところがなくなり、落ち着いて昔話もできるようになった。Aも仏門を叩くことになったきっかけの事件からも不思議な体験を重ねたらしく、修行中出くわした出来事を話してくれた。 Aはお使いで関東のあるお寺に向かっていたのだが、何せ修行中の身、駅からかなり離れているそのお寺まで徒歩で向かっていた。 これも修行の一環らしい。 その途中、山を削って通っている線路の上の陸橋を渡ろうとした時、1人の老人が陸橋脇にしゃがみこんで、お地蔵さんに手を合わせていたそうだ。Aも見習いとはいえ坊さんの端くれ、その老人のわきで手を合わせたんだそうだ。 すると、その老人はAにむかって深々とお辞儀したあと、Aをじっと見つめるとこういったんだ。 「あんた、鬼と何か関わったことがあるね?」 Aはびっくりして老人に問い返すと、老人はこの地蔵の事を話し始めた。 589:本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 22:43:26.62 ID:SbZN7MgF0 「このお地蔵さんはな、鬼女を鎮めるためにあるからの」 老人の話だとこのあたりには昔、人を喰らう鬼女が住んでいたそうだ。 どこから流れ着いたのか、この山道(当時)通る村人や、旅人、子供をさらい、 時には色仕掛けで誘っては、むごたらしく殺しては喰らっていたそうだ。 もちろん、時の領主は討伐の兵を派

竜宮悲話

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動画 3 話目: 623:本当にあった怖い名無し:2013/11/16(土) 13:17:16.17 ID:YZSjF0lb0 海の話です。 浦島太郎は、有名な竜宮伝説の一つですが、似たような話があります。 漁村の若者、茂吉さんは、とても快活な好青年でした。結婚して娘が一人いて 夫婦仲もよく、若いながら村でも信望を集めていて、いろいろと世話役としても 信頼されていました。ある日、茂吉さんが漁にでたまま帰らないことがありました。 夜になっても帰らない。村人が船を出したり、海岸を歩いてさがしたところ、 彼の漁船(小さな船)が無人で漂っていたのが発見されました。茂吉さんは見つからない。 二日後の朝、茂吉さんは、海岸で座りこんでいるのを発見されました。健康に問題 はありませんでしたが、彼は人が変わったように無口で陰気な感じになっていました。 家族に対しても愛想が悪く、人とほとんど口を聞きません。「ああ、うぅ、」という ばかりでした。記憶喪失か?というとそうでもなく、自分の家のこと、村のこと、仕事 のことなどは覚えていて、問題なくこなします。ただ、無口でよそよそしい。遭難して 少し頭がおかしくなったのか?とも村人たちは思いましたが、字も書けるし計算も できる。 (つづく) 624:本当にあった怖い名無し:2013/11/16(土) 13:22:15.78 ID:YZSjF0lb0 >>623 (つづき) 茂吉さんの両親や妻は、彼の変貌ぶりに当惑し悲しみましたが、本人は気にしていない様子。 それで何年かたった時、茂吉さんは徴兵されて支那へ。彼の戦死通達が届きましたが、それと 同じくらいの時に、茂吉さんから家族に向けての手紙も届きました。 手紙には、次節の挨拶と現地(支那)が自分の漁村とどんなに違うか:ということが書かれて おり、次のようなことが書かれていました。 自分が、漁で遭難して帰ってから無口になり、あまり家族と良く接しなかったのはわけがある。 茂吉さんは、突風によって回転した帆にあたって海に落ちました。それくらいは何のことは ありません。すぐに船に上がろうとしましたが、後ろから何者かによって、海に引きずり込ま れたそう

ナーガ嫁

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動画 2 話目: 779:本当にあった怖い名無し:2009/01/12(月) 10:58:53 ID:fBFqsJGB0 大学時代の友人にやたら金運のいいやつが居た。 もともと地方の資産家の家の出身だったのだが、お金に好かれる人間というのはこういう人のことを言うのかと思った。 宝くじやギャンブルは大抵当たるし、学生ながらに株をやっていてかなり儲けていて、とにかく使うそばからお金が入ってくるという感じだった。 とはいえ本人はいたって真面目な人間で、そういったお金の稼ぎ方に頼らずに、地道にアルバイトも頑張るやつだった。 その友人から先日、婚約者がまた亡くなったと連絡があった。 「また」という言葉どおり、彼の婚約者が亡くなるのはこれで三度目だった。 大学卒業後、地元に帰り家業を継いだ彼は、事業面ではめざましい活躍を見せていたが、女性との縁には恵まれていなかった。 名家と言える彼の家には縁談はそれなりにくるのだが、話がまとまるとこうして相手が死んでしまうのだ。 「三度目となると、うちに入ろうと言ってくれる女性はもういなくなってしまうだろうな」 電話の向こうで彼は、声に悲しみの色を滲ませてはいたが、それほど落ち込んではいないようだった。 私は学生時代酒を飲みながら聞いた彼の話を思い出していた。 780:本当にあった怖い名無し:2009/01/12(月) 11:00:01 ID:fBFqsJGB0 その話は彼の子供の頃の話だった。 小学校に上がる前の年、家の中で一人遊んでいた彼は、部屋の隅に見知らぬ少女が立っているのに気がついたのだという。 お客様の子かなと幼心に彼は思い、一緒に遊ぼうと誘ってみたところ、少女はこくりと頷いてくれた。 その日一日、彼はその女の子と楽しく遊んで過ごしたが、日が沈むと少女が、 「あたしをあんたのお嫁さんにしてくれる?」 と問いかけてきた。 「お嫁さん?」 「うん。あたしのこと嫌い? あたしはあんたのこと好き」 「僕も好きだよ」 「じゃあお嫁さんにして。そうしたら、あたしあんたに一生苦労させないから」 そんな会話だったらしい。 彼自身うろ覚えだと言っていた。 少女は嬉しそうに笑って、部屋の外に走り出て行ってしまった。

捨てられた男

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動画 1 話目: 916:ノブオ ◆x.v8new4BM :04/01/16 19:00 はじめまして。 俺は山の近くの村に住んでいます。 山は身近にあるんですが、俺はちょっと怖いと思うことが多いんです。 まぁ本当に怖い体験は数えるほどしかないのですが、 そんな中で、今まで一番怖いと思った事を書きます。 ここのスレを見てて思い出したんですが、 俺は、みなさんのように文章が上手くないし、 なんだかまとまらずに長くなってしまいました。 うざいと思ったらスルーして下さい。 917:ノブオ ◆x.v8new4BM :04/01/16 19:02 一昨年の9月、俺とシゲジとキイチは町に飲みに行きました。 最初は焼き肉屋。その後スナックでカラオケやって、 最後のラーメン屋を出たのが、たぶん1時半過ぎでした。 俺はアルコール飲まないんで、車の運転です。 キイチはもうベロベロで、後部座席に収まるとすぐに寝てしまいました。 国道から県道へ入ってすぐの交差点でした。 助手席のシゲジが「おい…おいって」と俺の腕を叩くのです。 「さっきの交差点に女がおったやろ」 県道のこのあたりは周囲は山ばかりで何もないし、深夜になると交通量も少ない。 だからそんなはずはないって思ったのですが、 シゲジは「ちょっと戻ろうぜ」と執拗に誘うのです。 若い娘でけっこう可愛かった、とか言って。 「お前、酔っぱらってるのに顔とかなんてわかるんか?」 そう言いながらも車を方向転換させて、さっきの交差点に向かいました。 すると居たんです。シゲジの言うとおり、交差点のところに若い女が。 続きます 918:ノブオ ◆x.v8new4BM :04/01/16 19:02 女は、道端のちょっと草むらっぽいところにしゃがんでこっちに背中を向けていました。 ワケありかよー、とか考えながら、車を停めました。ライトは点けっぱなしで。 「おーい、何やってんや?こんなトコで」 女はくるっと振り向きました。 色が白くて、美人タイプの女なのがわかりました。 けど、その時の表情がちょっと忘れられないんです。 口がワっと全開になっていて、目も血走った感じのまん丸で、

ナーガ的守護霊

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動画 5 話目: 504:本当にあった怖い名無し:2008/12/19(金) 20:55:28 ID:o9wUpYAF0 夢といえば…で思い出したのでまとめてみた。 まだ私が小学生だった頃の母の話。 夢の中で、美しい河原を歩いてたそう。 そしたら母を迎えるように、綺麗な女の人がいて 「よく来たね~よく来たね~」と、とても歓迎してくれた。 その人の神々しいくらいの美しさと、自分を包み込む幸福感に 我を忘れそうになった時、 その人が、母の着けてる青いブローチに気付いて さっきまでとは豹変した恐ろしい形相で 「何でそんな物を着けてるの!それをはずしなさい!  早く外してこっちによこしなさい!」 と迫った。 母がその異常な勢いに恐ろしくなったところで目が覚めた。 実は、その夢を見る前に一度目が覚めた母は その前に見た怖い夢(内容は憶えてない)に怯えたそうだ。 で、その当時通ってた霊能者(?)から貰った 袈裟、と母は言ってたけど紺色のたすきみたいなものを 魔除けとして枕元に置いて寝たと。 翌朝その話をしてくれた母は 「あのブローチは袈裟だったのかな。  もしあれを枕元に置いてなかったら、連れて行かれたんだろうか?」 とびびってた。私もびびった。母のうなされる声を聞いてたし。 505:本当にあった怖い名無し:2008/12/19(金) 20:56:11 ID:o9wUpYAF0 そして後日談。 その霊能者の所には、母が知り合いの人に紹介してもらって行ったらしい。 今考えると、ちょうどその頃兄が良くない友達と付き合っておかしくなってたから 母はそれで悩んでたんだろうと思う。 私も母と行ったけど、果物とお菓子と多分お布施の封筒をお供えして 20人くらいの信徒と、お経っぽいものを唱えたのを憶えてる。 ところが、その夢の事があってからしばらくの間 何なかんだと用事があって まるで何かに邪魔されるかのように、その霊能者の所に行けなかった。 それどころか、紹介してくれた人とも連絡がとれなくなった。 ようやく母が都合をつけて行ったとき。 その場に何か異様な雰囲気が立ち込めていた上に、母に向けられた皆の目がどこかうつろだ

ナーガ的美少年

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動画 1 話目: 136:本当にあった怖い名無し:2013/05/22(水) 19:27:42.39 ID:d+BJCgc10 んでは俺も一つ。 何回かに分けます。 私は所謂「見える人」だ。 といっても「見える」「会話する」ぐらいで他に特別な事が出来るわけではない。 例えば分かり易く事故現場にボケっと突っ立つ、どことなく色の薄い青年。私と目が合うと照れくさそうに目を逸らす。 20余年こんな自分と付き合っていて、生きている人間と同じくらいの「何か」に引き留められている色の薄い(元)人を見てきたが、彼らがこちらに害を加えようとした事はほとんど無い。 ある人は何かを考えこんでいるような。またある人は虚空を睨むように、その場に留まっている。自由自在に移動しているような奴は本当に極稀である。 正直、オカルト好きな私にとってこの体質は非常に有難い。ラッキーと思っているくらいだ。 これまで「オカルト好き」と「見える」のお陰で色んな体験をしてきたが、私は私の体質が生来のモノなのかどうか知らない。記憶に残る一番幼い頃の話をしようと思う。 138:2:2013/05/22(水) 19:30:11.34 ID:d+BJCgc10 私の実家は近江で神社をしている。店でも開いているような口ぶりだが、父、祖父、曾祖父・・・かれこれ300年は続いているそれなりの神社だ。 幼稚園に行くか行かないかぐらいの時分。毎日境内を走り回っていた私はある日、社務所の裏手にある小山にこれまた小さな池を発見した。 とても水が透き通っていて1m弱の底がとても良く見えた。脇には当時の私の背丈をゆうに超える岩がある。 私はその岩によじ登ってはすべり降り、よじ登ってはすべり降りるという何が面白いかよくわからん遊びに夢中になっていた。 何回目かの着地後、不意に気がついた。地面を見つめる私の視界に、草履を履いた小さな足があった。顔を上げると前方に浅葱色の変な着物(じんべいみたいな服)を着た私より少し大きいくらいの男の子が立っている。 私が何をしているのか。さも興味有り気といった表情でじっと私を見つめている。中性的でとても奇麗な顔。私は参拝にきた人の子供かなぐらいにしか思わず、構わずまたあの儀式の様な謎の遊びを再開した。 すると

暴走する天耳通

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動画 4 話目: 437:本当にあった怖い名無し:2006/01/28(土) 01:53:32 ID:PMxL+OOaO 俺の親類には怪談好きが多かった。祖母や叔父などは、ねだれば幾つでも話してくれたものだ。中でも俺のお気に入りだった語り部は、年上の従姉妹だった。 この人が変わり者で、普段は無口だが気が乗れば話し巧みにオカルト色たっぷりの怪談奇談を聞かせてくれた。静かな口調で語られる怪奇は俺を怖がらせると同時に高揚させ、聞き入りながらそこらの物陰に何か潜んでいるような気がしたものだ。 今から話すのは、どこかからの帰り道、夕暮れの中歩きながら従姉妹が話してくれた奇談のひとつ。 従姉妹は子供の頃、線路沿い並ぶ住宅地の一角に住んでいた。あたりには所狭しと民家や商店が立ち並び、常に何かしらの騒音がしていた。がらくたをぶちまけたような場所だが、子供にとっては遊び場に困らないところであったようだ。従姉妹は毎日あちこちを探索して廻った。 トンネルを見つけたのはそんなある日のことだった。土手になった線路の斜面に、生い茂る草に隠れるように口を開いた穴。ひとりで暇を持て余していた従姉妹は早速入ってみた。トンネル自体は長さ十メートルに満たない、土手の反対側に繋がる小さなものであったらしい。 トンネル内部はコンクリートで造られ、暑い日でも薄暗くひんやりとしていた。電車が頭上を通過する以外は外の世界から隔絶されたように静かで、従姉妹はそこを気に入り自分だけの秘密の場所にした。 439:本当にあった怖い名無し:2006/01/28(土) 01:56:11 ID:PMxL+OOaO そのトンネルは通りのすぐ脇にあったにも関わらず、何故だか誰も立ち入らない。従姉妹がトンネルから外を眺めていても通りを歩く人たちは一度も気づかなかった。 また、そこにいるといつも時間が早く過ぎるようで、日暮れを告げる市役所のチャイムをうっかり聞き逃すことも珍しくなかった。 ある日、トンネルの壁にもたれ掛かりうとうとしていた従姉妹は、どこからか話し声が聞こえるのに気づいた。身体を起こすと何も聞こえなくなる。不思議に思いながら、壁に寄りかかると再び声が聞こえた。壁に耳を当ててみると、先ほどよりはっきり聞き取れるようになった。 それはどうやら二人の

音楽学校講師の天耳通

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798:本当にあった怖い名無し:2014/06/06(金) 05:29:43.72 ID:s0yHQWveW[1/4] 私が通っていた音楽学校は、お稽古事としての音楽教室の他に、音大受験コースがありました。  その受験コースには4人の先生が常勤していて、  A先生は、一番の古株。表面上は優しく見えますが、陰険で嫌味連発。気に食わない生徒には厳しく当たり散らすと評判でした。  B先生は、とにかく厳しいと評判でしたが、その分、音大合格率が群を抜いていました。  C先生は、A先生の弟子。全く叱らない先生で、いつもニコニコしていますが、良くも悪くも生徒に深入りしないと評判。  D先生は、こわもて。変な体育会系というか、上下関係にうるさく理不尽と評判。生徒潰しで有名でした。  私は、なんとかしてB先生のクラスに編入してもらえました。  評判通り、B先生はとても厳しくて、レッスン中に悔し涙をこぼしたことも何度かあります。  それでも3ヶ月ほどB先生のレッスンを受けているうちに、私の中に変化が起きていました。 799:本当にあった怖い名無し:2014/06/06(金) 05:30:54.01 ID:s0yHQWveW[2/4] 実は私、小学5年ぐらいから、週に1回のペースで金縛りに遭っていたのですが、 B先生のレッスンを受けるようになってから、金縛りを一度も起こしてないことに気付いたのです。  7月の夏休み前にサマーパーティーがあるのですが、そこで私は冗談めかしてB先生に言ってみました。 「B先生のレッスン受けてから金縛りなくなったんですよ。先生って凄いですよねー。オバケも逃げていくんですから」  B先生はドキッとした顔をした後に、 「それは君が人間的に成長したからだよ。ただ、ひとつだけ。君の部屋に古いダンボール箱あるよね? それは早く捨てておきなさい。使う用のない箱を部屋に置くのは良くないよ」  私は(え? 先生、何言ってんだろ?)としか思わなかったのですが……  帰宅して確認してみると、たしかにタンスの上に中くらいの段ボール箱が組み立てられたまま、放置されていました。  小4の時、この家に引っ越してきた時のもので、それ以来、置きっぱなし……  その後も、B先生から

自分の周囲を神域化するほど強力な神社の跡継ぎ息子

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861:本当にあった怖い名無し:2009/07/27(月) 01:05:43 ID:NTfTxL700 かなり長い(9レス消費)のでウザイと思った方はお手数ですがスルーを。 可能なら支援をお願いいたします。 2年くらい前の個人的には洒落にならなかった話。 (1/9) 大学生になって初めての夏が近づいてきた金曜日頃のこと。 人生の中で最もモラトリアムを謳歌する大学生といえど障害はある。そう前期試験だ。 これを無事にやり過ごし、単位を獲得しないことにはせっかくの夏も存分に楽しめない。 大学で出来たまだ少し距離感のある友人達(AとBとする)と翌週から始まるテストに備えて 俺の部屋で試験勉強に励んでいてた時 A「試験勉強ウゼー。飽きた。ちょっとここらで気分転換しねぇ?」と言い出した。 B「んじゃ、どうする?ゲームでもする?」もう一人の友人が応える。 A「時期的にはちょっと早いけど肝試しとか?」 B「いやw 女もいなくて『キャー!B君コワーイ!』とかキャッキャウフフもないからメリットねーじゃん」 A「俺らまだでつるみはじめてから日が浅いだろ?ここらで友情を深めるイベントをと思ってさ」 ちょっと引き気味で B「お前・・・まさかガチ(ホモ的な意味で)じゃねーよな?」 A「んなわけあるかwww 気分転換にはいいと思うんだけな俺は。実はこの近くでそれっぽい   ポイントを見つけたんだ。んで実は昼間のうちに準備もしてきてたりするんだが」 俺「準備済みとか段取り良すぎだろw」 Bは最初嫌がってたが、目的地が噂の心霊スポットとかじゃなくてチャリでいける距離にある ただの無人の神社だとわかるとしぶしぶだが了承した。 一方、俺は怪談とかは結構好きで、肝試しにも乗り気だった。 俺は全くの零感なもんで、中学生の頃に地元で仲の良かった友人達と有名心霊スポットに 行ってみても何か見たり、何かが起こったりってことは今まで一度もなかったからまぁ気楽に考えてたんだな。 862:本当にあった怖い名無し:2009/07/27(月) 01:06:57 ID:NTfTxL700 (2/9) 目的地の神社に到着して、A曰く 「別に心霊スポットって訳でも無いからみんなでウダウダ

払い屋の婆ちゃん

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185体の「何か」に取りつかれた男 悪魔リヴァイアサン 竜神 黒河童 眼鬼バックベアード ぬらりひょん 天狗 山姥の娘 さとりの裏をかく 偽霊能者 騒音妖怪 話者(婆ちゃんの孫)が取り憑かれた話 幽霊を泣かせてしまう 婆ちゃんの家に入った泥棒 子泣き爺のような蜘蛛妖怪 取り憑かれた払い屋の婆ちゃんの孫 185体の「何か」に取りつかれた男 790:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 22:06:57.95 ID:2go2mi2F0 守護霊は一人とは限らないってお払い屋だった婆ちゃんがいってた 791:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 22:08:37.45 ID:FwdkD7VN0 へぇ~守護霊って一人とは限らないんだじゃあ守護霊の上限ってあるの? 800:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 22:37:10.61 ID:2go2mi2F0 >>791 上限はない。 ただそれは悪霊にも言えること、だそうだ 801:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 22:39:42.06 ID:FwdkD7VN0 それって何人でも悪霊が取り付くってこと? 802:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 22:43:16.78 ID:2go2mi2F0 >>801 らしいよ。 うちのばあちゃんは金取って祈祷とかする人ではないからそんな大勢が憑いた人は見たことないそうだ。 ただ聞いた話であれば185体の「何か」に取りつかれた男がいたそうだ 806:802:2011/04/04(月) 23:03:03.90 ID:2go2mi2F0 婆ちゃんは詳しく語ってくれなかった。 ちなみにその男は5人のお払い屋が一人37体ずつ「閉じ込めて」対処したらしい。 婆ちゃんいわく「わしに任せてくれれば一発じゃったのに」 808:本当にあった怖い名無し:2011/04/04(月) 23:05:22.65 ID:FwdkD7VN0 だいたい何をすれば