シークエンスパパとも 本物の霊能力

シークエンスはやともを知ったきっかけ

TV を見ない僕がシークエンスはやとも(YouTuber。吉本興業所属)の存在を知ったのは、今年の春(3 月か 4 月)の頃だったと思うが、YouTube でふと宜保愛子の動画を探していて、彼が宜保愛子を称賛するものを見つけて以来だったと思う。

それ以来いくつかの彼の動画をちょくちょく観るようになって、彼の霊能力が父親(シークエンスパパとも)譲りであり、パパともも息子のはやともに勧められて(癌闘病の傍ら)YouTuber として活躍していたのだが、残念ながら今年 1 月末に逝去していた、ということなどを知るようになった。

シークエンスパパともを知ったきっかけ

はやとも流れでパパともの動画を観るきっかけになったのは、画面脇のお勧めに出ていた親子対談の動画を見たのが切っ掛けだった。

そこでのパパともの宮本武蔵に関するコメント(「晩年の宮本武蔵は一生懸命仏像を彫ったりしていたが、(若い頃)子供の道場主を殺したりしていたことによる怨霊は除霊できなかった」)に少しシビれた。息子のはやともが、まだ若いせいもあって、ちょっと話がマクロな(思想論や社会論的な)方向に行くと、厨二病的な傾向があるのには食傷気味な感じがあった。一方で、パパともの宗教・倫理観的な考えの方がその点、人間的な深さを感じるものがあったので、それがパパともに興味を引かれたきっかけだった。

パパともの霊能力に衝撃を受けた理由

そこで、初めて、パパとものチャンネルの動画もいくつか観たりしたのだが、「未解決事件を霊視する」という中々に攻めた企画を初期にやっていて興味深かったのだが、中に、上野の不忍池での事件(僕自身はこの 2006 年の事件については知らなかった)を扱ったものがあった:

「あっ!」と思ったのが、奇しくも前日(2023-06-28)、全く別のチャンネルの別の動画で、霊媒師が同じ事件を霊視するという企画のものを観ていたのだった:

千原せいじの YouTube チャンネルで、彼がコラボをしている飯島唯という通称・ギャル霊媒師の方が霊視をしている。

パパともの動画は 2021-05-12 と 2021-05-15 に公開されたものであるのに対し、ギャル霊媒師の動画は 2023-06-28 公開であり、僕はたまたま公開当日に YouTube のお勧めに上がってきたので、観ただけである。

パパとも
  • 自殺ではない
  • 別の場所で暴行を受けて弱った状態でここに来た
  • 犯人は 40 代男性
  • 被害者と犯人は知り合い同士
  • 被害者は犯人を裏切って恨みを買っていた
  • 被害者(の霊)は犯人が逮捕されることを望んでいない(未解決のままであることを望んでいる)
ギャル霊媒師
  • 飲んでいて仲間内で喧嘩になった
  • 直接的な殺害をされたわけではない
  • 酔っていたのと頭を殴られた怪我から、池の畔で寝ていて、そのまま落ちて溺死
  • 直接的死因は溺死(つまり事故)なのに、死体に怪我があったために、警察で事件と疑われた
  • 未解決のままになるだろう

全く偶然(シンクロニシティ的)に、2 人の霊能者の霊視結果を照合することになったのだが(かろうじて、千原せいじも、シークエンスはやともも、吉本興業である、というつながりくらいしか、これといった共通点はなく、時期的にも両者が示し合わせているとはとても考えられない)、この一致については、両者(パパとも・ギャル霊媒師)の霊能力の本物ぶりを、意図せずに知らしめられることになった。

左脳的な短絡思考タイプの人間は、これでむしろ違いの方をギャースカ言うのかもしれない。僕はこういう場合、右脳的に、ある〝立体的な〟真相があり、それを複数の人がそれぞれの角度から眺めた一面を語っている(「群盲象を評す」状態)、と考える。

霊能者と言っても、(左脳型人間が考えるような)正答そのものが直接わかるという全能者のようなものではないと思うので、それぞれの霊感によって垣間見えたヴィジョンや幻聴などをヒントにして、それらを繋ぎ合わせる背景を類推して補完することでストーリーを組み立てて語っていると思う(もちろん「群盲象を評す」から単に外れる偽霊能者もたくさんいる)。

そういう点で、類推補完した部分に多少のズレは生じているものの、本件のパパとも・ギャル霊媒師の見ている真相というのは、互いに矛盾はしておらず、両者の能力が一定レベルのものであることを物語っていると思う。


パパともに対するアンチ動画に出くわす

パパとも&ギャル霊媒師の霊視の件についてまとめなきゃなと考えていたら、昨日、YouTube のお勧めに、かなり攻撃的なタイトルの動画が表示されていたので、思わず看過できずにクリックしてしまった……

僕は普段からトーク系のものは 1.5 〜 2 倍速で視聴することが多いのだが、この動画も 2 倍速で観た。この動画主のあまりもの猛りぶりに、ただ、ただ、引くしかなかったという感じだった。が、こちらとしては、パパともの能力の信憑性に関する記事をまとめようとしていた手前、引きつつも、視聴を中断するわけにもいかなかったので、とりあえずは一通り流し観はした。

2ch オカルト系のエピソードの分析においても、僕の基本スタンスは、基本的に(物語の)ストーリー内容や(論者の)主張内容に、真っ向からは相手にしない。例えば、ホラー系のストーリーの場合は「読者を怖がらせる」ドラマ的構成になっているが、そんなことは取り合わないようにして、エピソードに点在する設定や要素で、オカルト的に分析して、興味深い部分はないか探すのである。

同様に、このパパともに対するアンチ動画に対しても、主張内容の是非はあまり気にしないようにして観ていたのだが、そうなるとただひたすら、「何をこの人は猛り狂っているのだろう?」「何か怒りの炎の化身のような悪霊の影響下にあると、霊能者には見えてしまったりするのだろうか?」などといった側面で眺めてしまう。

動画主の田川幹太という人は、オカルト業界のプロの映像作家らしいが、何というか、ともかく仏教的に見れば瞋恚が前面に展開されている動画のように感じた。炎上狙いというような演出上の問題ではなく、瞋恚そのもののように思われた。パパとも批判の動画は計 6 個もあり、僕が最初に行き当たったものは、5 番目のものだった:

  1. 【拡散希望】インチキ霊能者をぶっ潰せ!シークエンス〇〇とも編 part1
  2. 【拡散希望】インチキ霊能者の大暴言!犯人は…〇〇〇〇〇です!だと!?シークエンス〇〇とも編 part2
  3. 【拡散希望】YouTubeは○○○○○である!インチキ霊能者がやらかした一番やってはいけないことを教えてやんよ!シークエンス〇〇とも編 part3
  4. 【拡散希望】はっきり言って諸悪の根源は○○○だ!オカルト業界全体へ警鐘を鳴らす!!シークエンス〇〇とも編 part4【完結】
  5. 【拡散希望】インチキ霊視動画が削除されない理由とは!?40万人を黙らせたのはコイツのせいだ!!シークエンスはやとも編Part1【世田谷一家〇人事件霊視動画】
  6. 【拡散希望】怒髪天をつく叫び!霊視オヤジが癌だから?知ったことか!シークエンスはやとも編Part2【世田谷一家〇人事件霊視動画】

個人が個人に対して直接遺恨があるという場合の瞋恚はまだわかるとしても、この動画の田川氏のように、直接関係がない相手に対してイデオロギーに変換されたバッシングをする人というのは、自分が社会的正義(と思っている)という何がしかのイデオロギーをバックにしているだけあって、「誰に対して怒ってるの?」と言いたくなるような状態になる。もちろん、田川氏は「パパともに対して怒ってる」と言うかもしれないが、そういう話ではない。パパともはこの人にとって、怒りの矛先を向ける「ダシ」のようなものであり、あるイデオロギーを背景に怒っているのだ。

ともかく地獄の炎のような瞋恚がひたすら燃えたぎっている感じで、ああ、これだから、例えば政治カテゴリーでも、左翼系の運動家的な連中は、僕は駄目なんだなあ、と考えたりする。

どうやら田川氏は、宜保愛子に対するアンチ動画も今後発表することを計画しているという話である。実は、宜保愛子に関しては、パパとも・はやとも親子は過去の有名霊能者の中でもとりわけ肯定的である。その点でも、田川氏は鋭く対立する立ち位置にいると言える。

衝撃のラスト

田川氏のパパとも批判動画 6 本を一通り 2 倍速視聴し、さらに他の動画もいくつかチェックしたが、その果てに、衝撃の事実へと辿り着くことになる。

Wikipedia より:

何と、田川幹太氏は、2023-03-12 に胆管癌により 55 才で死去していたという……

一体、何が起っていたのか? 非常に気になって氏の Twitter 等を調べてみたが、2023-01-15 の Tweet で 10 日前からの体調不良を訴えており、2023-01-19 あたりには癌が判明していたようだ。2023-02-16 に抗癌剤治療開始。「ほぼ負け戦」とコメントしていることから、既に末期であったということだろうか? それが最後の Tweet となり、一ヶ月足らずで鬼籍の人となった。

それらの経緯を鑑みると、パパともに対する批判を展開していた時分(2022-09)から彼自らの癌が判明していたわけではなさそうだ。

パパともが亡くなったのは、2023-01-29 のことである。シークエンスパパともの 49 日が明ける一週間前の 42 日後に、田川幹太氏も逝った。


2ch オカルト系エピソードで、親を亡くして祖母に育てられていた話者が、壮絶ないじめに遭い自殺未遂で死にかけるほど追い詰められる。祖母が激しく怒り、死後に怨霊となり、いじめた側の連中を不幸に陥れたというものがあった(【オカルト】中学時代イジメに遭い自〇未遂。 祖母は般若の様な顔で懲らしめてやると残し他界 直ぐに不幸が相次いだ・・・)。そのエピソードと同じとは言わないが、パパとものはやともに対する愛情深さというのは、計り知れないものがあったと思う。

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