『遊星からの物体X』 エンディングについての完全解答

遊星からの物体XThe Thing』(1982)のエンディングについて、僕は独自の完全解答に辿り着いている。

学校の数学のテストみたいなもので、一応、解答だけを提示することは誰にでも可能であり、単純な組み合わせから

  1. マクレディが人間、チャイルズがエイリアン
  2. マクレディがエイリアン、チャイルズが人間
  3. マクレディもチャイルズも人間
  4. マクレディもチャイルズもエイリアン

のどれかに正解があると考えることができるわけだから、先に解答だけを決め打ちして、次にその選んだ解答に都合の良い理由(言い訳)を拾い集めて、主張する、などという、卑怯な(わかっているフリをする詐欺的)手法(これが今流行の AI の動作手法そのものだが)を使って偉そうな論を垂れる輩というものが世には跳梁跋扈するわけだが、これは数学のテストでは半分以下の部分点しかもらえない。ちゃんと適切な途中過程を示した上で、解答を当ててこなければ、完答(満点)にはならないわけである。

遊星からの物体XThe Thing』(1998)のエンディング問題について、そういう意味での完答に、僕は独力で辿り着いている。だが、ここで示しても、パクられるだけなので、残念ながら、公表することはできない。なので、解答だけ、どれが正解なのかを示すに留める。

マクレディが人間、チャイルズがエイリアン

これが正解である。監督(ジョン・カーペンター)自身が否定しているように「目の光が云々」という理由によっては、決して完答(満点)とはならない。カーペンターはちゃんと完答となるべき理由を用意している。それがわかった上で、この解答を示さないと、ただの後付け理由を示すやり方の詐欺的答案だ。

そしてそもそも、エンディングを曖昧・両義的にして、観客によってどちらでも取れるようにする、なんて知ったか振りの解釈は、最悪だろう。カーペンター自身がはっきりと、いずれか一方がエイリアンである、と断言しているのだから。つまり、4 択ですらなく、そもそもが

  1. マクレディが人間、チャイルズがエイリアン
  2. マクレディがエイリアン、チャイルズが人間

の 2 択問題なのだ。だから、どちらの選択肢が正解かを当てること自体には、ほとんど価値はなく、(カーペンターが満点採点せざるを得ないであろうと思われる形での)正当な理由を示せてこそ、だ。

僕はさらに、自分の完答に整合する形で、なぜ、カーペンターが、「解答は明確にある」と言いつつ、未だ頑なに、その解答を示すことを拒んでいるのか、その理由までも推察している。


(ま、この完答を得た一方、それを元に有形無形の何らかの〝利益〟とする具体的な手段を持ち合わせているわけではないので、公開するわけにもいかず、単に「この映画のエンディング問題に対するモヤモヤを残りの人生で抱えたまま墓場に行」かないで済む、ってだけの個人的な内心のメリットしかないわけだが……)

コメント

このブログの人気の投稿

ニンゲンTVの 3 人の女性準レギュラー加入の件についてのまとめ

守護精霊の作り方

和歌山(?)の女性宮司の霊能力者を特定した