ラリー・ウィリアムズの最も隠しておきたかった秘密
Larry Williams' Dirty Secrets of Day Trading 1~3: 昨日(2025-03-17)、YouTube ショート動画のお勧めにラリー・ウィリアムズが話しているものが出ていたので、初めて彼が肉声で語っているのを聴いた。彼の日本語訳されている本でも語られているお馴染の彼の投資戦術(ヴォラティリティ・ブレイクアウト)についてのものだったので、「なるほど、あのことについて説明しているのね」という感じで確認するような形で聞けたが、彼がデイ・トレードで「ポジションを大引けまでホールドする」ということを強調しているのが、「U字型」というジェスチャーを交えた表現で説明している部分が妙に印象に残り、何度か繰り返し聞き直した。同じ「ポジションを大引けまでホールドする」という、左脳的にはキーワードとして知識としてインプットされてはいても、このような形で彼が肉声でジェスチャーを交えて説明していると、右脳的な響き方が違ってくる気がする。 というのも、彼のそういう格言を取り入れて、最近は、できるだけ大引け近くまで引き付けてから手仕舞いするように心掛けているのだが、昨日も、三菱商事(2025-02-17 からホールドしていたもの)を大引け近くまで我慢してから、手仕舞いしたのである。ところが、大引け後、PTS でいきなり 100 円以上値上がりし、バークシャー・ハザウェイが提出した報告書によって、5 大商社への出資比率が上昇していたことが明らかになるというニュースが出た。買って 1 週間で急騰した時には我慢して売らなかったのだが、それからさらに約 3 週間我慢してホールドし続けて、ついに痺れを切らして売ると途端に、たった 1 分の差でこういう大きく利益を取り逃がすような羽目になる。 ラリー・ウィリアムズの話は、デイ・トレードの話、日中足の戦術としてはわかるのだが、スイング・トレードの時間軸での僕のこういう失敗についての克服のヒントとなるものではなかった。 そして、スイング・トレードの時間軸では、ラリー・ウィリアムズの戦術は、ブレイクアウト戦術、トレンド・フォロー戦術という印象がある。そうなると反対に、(彼は、当日大引けまたは翌日の寄付きで手仕舞うことをよく言っている割に)短期トレードというよりは、かなり長期寄りの戦術向きという...